ぼうひろブログ

でかい積み木

リーダーハウスの前にはコンクリートで囲われた立派な木っ端置き場がある。というか、木っ端置き場にしてしまった、なってしまった。
そして毎朝、リーダーハウス外の壁には、「自分で選ぶ 自分で使う」と書いた手作りの工具掛けに掛けられたノコギリや金づち、キリ、クラフトナイフ、くぎ抜きなどが並ぶ。
工作する為に置いてあるのではなく、子どもが「切ってみたいな」「たたいてみたいな」「使ってみたいな」と思った時に、手に取れるところにあったらいいなという思い。そして、それはナマクラ。だって、ピカピカの切れるものだったら、力の弱い小さな子どもでもスパッと切れて大怪我してしまうかもしれないしね。だから大工さんから見たらとても工具なんて呼べない代物。
木っ端は地域の工務店さんが建築途中で出た切れ端をためておいては運んできてくれる。長物もあれば、細かな角材、平たい板が多い時もある。廃材といってもなかなかのものだ。ここでは廃材ではない。
そして、色々な形や大きさの木っ端が、創作意欲をかきたてるらしい。
大物がある時は、お父さん、おじいちゃんが大活躍。子どもより真剣な顔で釘と格闘している。
工作ばではないけれど工作場の感じ。トントントントン。
みんながトントントントン。
そんな中、気がつくと

ね、いいでしょう!
お父さんと木っ端を積んで並べて。私には恐竜に見えた。
よく、小さい子を連れた親が「ここはまだね、もう少し大きくなってからね」なんて言いながら、渋る子どもの手を引いて遠ざかって行くのを見かける。が、こ~んな事もできちゃうんです。
♪きっかけは~  って聞いてみたかったな。
そして気がつくとこの「でかい積み木」はなくなってました。

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