ぼうひろブログ

足湯

遅れていた公園の桜も咲き、陽ざしの暖かいまったりとした平日。「ホーホケキョ」。うぐいすの鳴き声が聞こえてきた。
こうなってくるとやっぱり水遊び。
大きい子達が掘った穴に水を運んで出来たならぬ「どろ溜まり」があちらこちらに。
その池めぐりの女の子。
ここが気に入ったのか、座り込んだ。
後ろにはニコニコと笑って見ている両親がいた。

この公園は小さい子が多い。子どもは目ざとい。見つけたら一目散にとんでいく。穴の前にしゃがんでジーッとのぞき込もう としたその瞬間
「だめだめ!ほらぴょんぴょんしにきたんでしょ!」
もったいないなぁ…と思う。
こういう一つひとつの決めつけが、子どもの可能性を奪ってしまっている。
子どもが自分の思う通りにならなかったんだろう。
大泣きしながらおぼつかない足取りでお母さんの後を追いかける姿をみると切なくなる。
終わってみるとよくわかる。
子どもが母親を必要とする時期は本当に短い。
こんな小さなうちはもっともっと寄り添ってあげたらいいのに…と思う。
だっこしている頃は余裕の笑顔なのに、子どもが自己主張をし出すと引きつってくる。

大人がよく口にする「この子のため」という様々な規制。
本当に「この子のため」なのだろうか。行きつくところ本当は「自分のため」なんじゃないの。

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