ぼうひろブログ

３月２６日、ぼうひろＰａｒｔ4「春風と一緒にわっはっは」のイベントで
数組の家族が素焼き粘土のテラコッタを使って、埴輪やら器やらクワガタなど、好きな形の物を作っていった。
ひと月程乾燥させゴールデンウィーク初日の４月２９日野焼きをした。
燃えさかる火の遠くに置き、焼き具合を見ながらだんだんと火に近づけ
半日から一日かけて焼き上げる。
「早く」、早く、という日常の流れの中にあって
たき火を見つめ粘土の色の変化をながめながら焼いてゆくゆっくりとした時間は、
まるで自分を取り戻せたかの様なほっとした感覚を覚える。
我が子に対して母親が一番多く発する言葉。
「早く起きなさい」「早く顔洗いなさい」「早くご飯を食べなさい」
「早くお風呂に入りなさい」「早く寝なさい」早く、早く、早く。
そして大人もまた毎日をせかせかと生きている。
心が死んじゃうよ。
もっとゆっくりだっていいじゃない。
ゆっくり生きようよ。
ミヒャエル・エンデ作の「モモ」
時間どろぼうと、ぬすまれた時間を取り戻してくれた女の子モモのお話。
私の大好きな本。