8月20日に実施したぼうひろとその周辺地域の生物調査で、カヤネズミの巣を見つけました。
見つけた場所は、ぼうひろのそばの小さな湿地。
カヤネズミは、湿地に生えるスゲの茎に巣をつくっていました。
発見者は、いつもこの調査に協力してくださっている富樫 悦夫さん。(写真 右)
富樫さんによると、これまで日本のもっとも北で発見されたのは宮城県の川崎町や名取市。
今回の発見は、その記録を更新する大ニュースなんだそうです。
この小さな湿地には、ほかにもたくさんの生物が住んでいました。
例えばこの光沢がきれいなツマキホソハマキモドキ。(撮影 紺野広昭さん)
湿地に生えるショウブの葉が大好物。
植生が豊かな水辺を好むマイコアカネ。
アマガエル。
このような多様な生き物が暮らす小さな湿地は、いま消失の危機を迎えています。
周囲のぼうひろや植樹地より低い位置にあるため、土砂が流入して埋まってしまう恐れがあるのです。
まもなく再開するぼうひろに遊びにくる子どもたちが、湿地の生き物の出会う機会をつくるために、私たちにできることをしていきたいと考えています。
(めん)
※みやぎ地域復興支援助成金を受けて活動しています。