震災発生以来、海岸公園冒険広場を気にかけていただいていた皆さまに、ご報告です。
いよいよ今年の7月、冒険広場は再開する運びとなりました。
再開に向け、本日4月1日より私たちも指定管理者に復帰しています。
あの大津波の襲来を受けてから7年余り。決して短くはない時間でしたが、今になると、あっという間だったようにも思えるのが不思議です。
本日の冒険広場の写真を何枚かご紹介しますね。
震災復興の事業は基本が「復旧=元通りに戻す」ことなので、ふわふわドームをはじめとする大小の遊具も、デイキャンプサイトも、ほとんど元と同じように揃っています。ただ、アクセス路の県道10号線がかさ上げされるのと合わせ公園もかさ上げされたこと、何よりまわりの海岸林のほとんどが流失したことで、公園の雰囲気はガラッと変わりました。
震災前の思い出を持っている皆さんには、どのように感じられるでしょうか?
周辺地域をあらためて見ると、すぐ近くにもっとあったはずの住まいが大きく減っています。
冒険広場のある井土地区も、一部防災集団移転の対象になりました。
元々暮らしていた地域に戻って来れない人もたくさんいるなかで公園が再開することには、
ですが、だからこそ再開する冒険広場は「地域とつながり、地域に活気をもたらす公園」になるよう、そのあり方を探っていきたいと思っています。
そしてそのためにも、
「被災したから応援しよう」という文脈に頼らない価値のもとに生まれる営みがあってこそ、力を得る人がいて、元気になる地域があるとも信じています。
これまで応援していただいた皆様、ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします。
海岸公園冒険広場は、来園者とつくっていく公園。つくり続けていく公園。
これから始まる新しいストーリーを、一緒につくっていきましょう!
プレーリーダー 根本暁生