前の記事で
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海岸公園の復興工事は基本的に「復旧=元に戻す」形なので、震災前と遊具の数やデイキャンプ場サイト数など、施設・設備は同じです。
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と書きましたが、再開に合わせて付け加わった施設が、一つだけあります。
それは、冒険展望台周囲の「避難の丘」です。
海に向かって高くなる標高15mの丘とその上の展望台は震災前からあったのですが、今回、標高15mの部分が広くなりました。津波警報等が発令された際に、園内にいる人(ほか、県道10号線より海側にいる人)が避難できるように、というのが目的です。
700人が避難しても1人あたり2㎡が確保できるという想定で、1400㎡の広さになりました。
そして、丘には展望台のほか、防災あずまやも設置されています。
このあずまや、何が「防災」なのかというと、何かの時には、柱と柱の間にテント幕が張られ、雨風よけのシェルターになるのです!
実際に、ここに避難することになった時には、力を発揮することでしょう。
テント幕は、ふだんはあずまや内のベンチに収納されています。
新しい冒険広場の特徴の一つとなった防災あずまや、現在、この幕を張った状態で模擬展示をしています。
展示は今週末までの予定ですので、来園時はぜひご覧ください。