海岸公園冒険広場では7月6日(土)、7日(日)に「再開1周年イベント」を行います。
テーマは「水で遊ぼう!火で遊ぼう!」です。
まずは水遊びからご紹介。
こちらの写真は移動型あそび場での一コマ。
公園内にある小高い丘にビニールシートを敷いて、お手製のウォータースライダーをしています。
上の写真は迫力のある写真(強めの自画自賛)となっていますが、
実際に少し離れて見てみるとこれくらいのサイズです。シートの長さは5メートルほど。
なんだかほのぼの。
しかし。
この「坂にビニールシートを敷いてウォータースライダーにする」
という遊びを冒険広場で行う。
しかもイベントとして。
派手にいこうか!
というわけで…
これくらいのサイズでやろうと思っています。
写真内で異質な存在感を放つ青い帯がウォータースライダーのサイズ見込みです。
終着点のプールまで入れてのサイズではありますが。
おおよそ30メートルあります。
いやー、再開した時からやってみたいと思っていたんですよ。
やってみたい!で始まる自由な遊びを形にする。
冒険広場が大切にしているものを実践しました。
最後になりますが、着替えの準備を忘れずに。
当日は着替えスペースも用意します。
思いっきり遊びましょう。
水遊びは7月6日の土曜日、7月7日の日曜日の二日間開催します。
続きまして、火の遊び。
冒険広場の「冒険あそび場エリア」では、火を使った遊びができます。
遊びに来たことのある方の中には、たき火を囲んでおしゃべりしている様子を見たり、
参加されたりしている方もいるかと思います。
この火は人が集まるきっかけにもなりますが、
遊びに使えば普段は加工できないようなものまで遊びの素材にできます。
今回のイベントではそのいくつかをご紹介。
その場で実際に作ることもできます。
まずはこちら。
ご存知の方も多いかもしれませんが、きらきらビー玉。
クラッシュ(クラック)ガラスなんて呼ばれ方もするようですね。
様々な方向に反射する光が非常に美しい…。
そのまま置いてもきれいでしょうし、何かしら手を加えて装飾品にもできそう。
お次はこちら。
釘ナイフ。名前の通り釘から作るナイフです。
鍛冶屋さんの仕事を想像できるでしょうか。
鉄を熱して、叩いて形を作っていく…
アレです。
こんな感じで作っていきます。
鍛冶屋さんの仕事場だと鉄が真っ赤になっているイメージがありますが、
対象が小さいので割とあっという間に元の色に戻ってしまいます。
それでも触ったら十分火傷をする熱さですので手袋を忘れずに。
火を使うことで、遊びの世界は急激に深みを増すように思います。
「それができるなら…」という発想も刺激されます。
火の扱いに習熟していくことで、できることの幅もどんどん広がります。
子どもの「面白そう」「やってみたい」に端を発する集中力、追求力は驚くべきものがあります。
火を使った遊びの持つ「深み」は、そうした子どもの力を引き出します。
火の遊びは7月7日の日曜日のみ開催します。
最後に。
冒険広場はあまりイベントを行わない方だと思います。
スタッフが企画したイベントを行うと、遊びに来る皆さんの「やってみたい」が生まれてくるきっかけを、
私たちの遊びが飲み込んでしまう…ということを嫌ってのことです。
また「イベントでやるような遊びは特別で、普段はできないもの」という認識が生まれてしまうことを恐れての事でもあります。
本来的には「なんだってできる」のですから。イベントとして行うことによって、本来は子どもの日常の生活の中に存在するはずの遊びが、特別で遠いものとして認識されてしまうのが嫌なのです。
今回、再開1周年というタイミングでイベントを行うのは、
この公園は「こんなことだってできる」ということを、遊びに来る皆さんに知ってもらうために行うものと考えています。
このイベントをきっかけに、
「じゃあさ!じゃあさ!これをさ!こうしてさ!」
「いいこと思いついた!」
といった具合に、多くの方から様々な「あそび」が生まれてくるのではないかとワクワクしています。
(しんぞー)