お知らせ

感染リスクを高めないようご留意を:冒険広場開園を続ける中での思い

 

 

4月11日より1か月間、市の多くの施設が閉館となりました。海岸公園冒険広場についても、デイキャンプ場は休止となっています。ただ、その他の区域については、さまざまな制限はしつつもまだ「閉園」とはなっていません。家族単位で来て、それぞれに遊ぶ屋外空間は「密集・密接・密閉」を避けられるため、感染拡大のリスクは抑えられるとの判断です。

 

学校の休みも長期化し、家庭では子どもも親もストレスを抱えていると、あちこちから聞こえてきます。冒険広場でも、「ずっと家の中にいて、子どもも親も爆発寸前」との声を聞きます。「1週間大人と会話をしていない」という幼児のお母さんもいました。

16日に全国対象の緊急事態宣言が発令されましたが、遊びに来る方の多くは、ステイホームの趣旨を踏まえ感染リスクの高い場所を避けて健康に過ごすにはいかにしたらよいか、手洗い等の対策も含め意識して行動するようになっていると感じています。この場所が、全ての人の心身の健康のために少しでも役にたっているならと思います。

 

とは言え、感染の拡大がおさまらない中、私たちも大きな危機感を抱いています。「屋外だから安全」という感覚で多くの方が集まるようになれば、リスクはすぐに高まります。冒険広場の駐車場台数は約200台。すでに臨時駐車場の開放中止等の措置はとっているものの、最大で500人を超える方がいる計算になります。最近では週末も100台を超えるようなことはありませんが、6.5haの敷地とは言え局所的には密度が高まる時があります。3月から続ける道具の貸出やふわふわどーむの利用休止に加え、4月12日から幼児遊具広場複合遊具の利用を休止にしたのも、危険性を考慮した結果です。密集・密接・密閉が「重なるところ」ではなく、「1つの密であっても」取り除こうと考え、対応を重ねてきています。感染拡大の防止は、開園継続の大前提です。

 

皆さまにお願いです。来園される際も、「ひろびろした公園だから安心」とは考えず、ご家庭ごとに「リスクを下げる行動」をとってください。

そして、特定の公園施設に遊びに行くだけではなく、より幅広く、リスク低く過ごせる方法もお考えいただければと思います。

河川敷、砂浜、広々としたところはもっと見つかるかもしれません。また、家の前など身近なところを散歩するだけでも、春の息吹を感じる草花・生き物たちとの出会いがあるでしょう。親御さん、おじいちゃん・おばあちゃん世代の方、それぞれに子どもの頃のことを思い出せば、いろいろな楽しみを見つけられるかもしれません。これを機に、身近な環境のよさを再発見してみませんか。そもそも仙台・宮城は、生活空間と自然の距離の近さが大きな魅力なのですから!

私たちも、そんな魅力探しのお手伝いができたらと思っています。Web上での発信もしていきたいと思いますので、ご覧になってください。

 

一日でも早く自由にのびのびと遊べるようになる日を取り戻せるよう、力を合わせて乗り越えていきましょう。

 

海岸公園冒険広場 プレーリーダー 根本暁生

 

 

 

 

 

 

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