お知らせ・報告

泉ケ岳で「あそびば仙台」を実施しました!

2024/09/10

報告あ・そ・び・ば仙台

【報告】

あそびば仙台 泉ケ岳周辺エリア 8月31日(土)9月1日(日)

台風の余波がある中、両日とも無事に開催することができました。
1日目は不安定な天気ながら、雨上がりの森の中、虫たちにたくさん会えました。

2日目は晴れてまさに、あそびば日和!
たくさんの方々にお越しいただきました。

今回の会場は、「ふれあい館周辺エリア」と「泉ヶ岳スキー場エリア」の2箇所で開催しました。

泉ケ岳といえば古くから市民に親しまれている山です。仙台市街から40分で行ける本格的な登山のできる山。泉ケ岳の名の通り、豊富な湧水や水源もあり、泉区(旧泉市)の名前の由来になったとも言われています。

市内の小学生にとっては野外活動で訪れる共通の思い出のできる山。その泉ケ岳にあるふれあい館やスキー場などにも協力をいただき、山の魅力を来場した皆さんにお伝えすることができたのでは、と思っています。

<ふれあい館周辺エリア>

市民キャンプ場の有料サイトも一部貸切にして、あそびばを展開しました。林の中・キャンプサイトの草むら・沢など、捕まえる昆虫の種類も場所により違い、子どもたちは虫の好む環境に気づくこともできたようです。

沢遊びをしている子は、キャンプサイトの沢ではなく上流に向かったところ、「さっきより水が冷たいね」と温度の違いに気づくなど、全身全霊で遊んでいたことがわかる場面に遭遇したスタッフもいました。

1日目の天気と2日目の天気が違うので昆虫たちの出現も違っていて、1日目にはたくさん取れていた虫たちが2日目には捕まらず、逆に2日目はたくさんの来場者がいたので1日目にはいなかった虫が見つかるなど、見えていないだけで、本当に豊かな生態系なのだなと感じておりました。
昆虫を捕まえては、嬉しくてむかっち博士のところに走ってくる子どもたち。「みてみてみて!!」と、瞳をキラキラさせて駆け寄る姿が印象的でした。

<スキー場周辺エリア>

冬になると仙台市街地からも雪の積もっているのが確認できる泉ヶ岳スキー場。ここが真っ白になると「ああ冬がきたな〜」と毎年実感しております。家族と、友人と、もちろんひとりでも、冬だけではなくグリーンシーズンも楽しめるのが泉ヶ岳スキー場。とにかく空が広い斜面が広い!仙台市街も一望できる。そんな場所であそびばをつくるには・・・スキー場の立ち木を利用して冒険心あふれる遊びを展開しました。

木にロープを渡してのモンキーブリッジ。ハイジのブランコのような大ブランコ。もちろん木登りだってできます。大きなブルーシートを使ってのあそびは、大人が「こうやって遊ぶもの」と完成させない、未完成だからこそ子どもが自由に遊びを生み出すことのできる仕掛けになっていました。

来場した皆さんの滞在時間も長く、どの会場でもゆったり過ごしていました。

この親子での体験、共有体験がどのように日常につながるのか…。

「山でおんなじ虫捕まえたね!」「ここにもいるかも!」
「あ!あそこにあった木と葉っぱとおんなじ!」

子どもが山で体験した面白さが、家の近所の身近な場所でも広がっていけたら、と願っています。

それにしても・・・自然と子どもたちって本当に仲良しですね。
来た瞬間に遊び始める、子どもの面白いことを見つける眼に学ぶことが多かった2日間でした。

(文:たかちゃん)

「あそびば仙台」公式ホームページはコチラ。夏の「深沼海水浴場会場」の報告、次回の「榴岡公園・榴ヶ岡市民センター会場」の情報も上がっています。
https://play-sendai.com/

※本事業はNPO法人 冒険あそび場ーせんだい・みやぎネットワークを代表構成員、NPO法人都市デザインワークス、一般社団法人プレーワーカーズを構成員とする共同事業体「せんだい遊びとまちネットワーク」が、令和6年度仙台市遊び場展開事業として実施しております。

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