11/10(土)「久保田東プレーパーク」にて。
この日は地域の市民センターでお祭りがありました。
イベントと重なると参加者が少ないというのはわかっていましたが、プレーパークを開催しました。
人が大勢いてにぎやかな場所が好きな人もいれば、静かで落ち着いた場所が好きな人、誰かに居てほしいけどほっといてほしい人、などなどいろいろいるでしょう。
「選べる」ことが大事なのです。
それに、一人ではいけないけど、興味はあるんだ…!という子が来た時には「一緒に、様子を見に行ってみる?」なんてこともできます。
そんな動きのイメージ自体が、来る人が少ない前提でのものなのですが。
たとえば、人が少なければ、道具を思う存分使い、自分のイメージを形にすることに専念できます。
スタッフも、あちらこちらと呼ばれることもなく、望まれたときにはじっくりと腰を据えて関わる事ができます。
狭く、深くの時間。
私は、「やりたい」と思いながらもなかなか手を付けられずにいた、プレーキットの手入れや修理などを、状況を見ながらやっていました。
部活終わりの中学生がふらりと立ち寄り、私の作業を見ながらおしゃべり。
最近のお気に入りのコンビニ商品。嫌いな食べ物。よく見ているYouTubeチャンネル。
途中から、私の作業に興味を持って「やってみたい!」と言うので、道具を渡し、作業する人と見ている人の役割を交代。作業しながらまたおしゃべり。
小学生の頃、雨のプレーパークでやった遊びの話。家族の話。震災の話。
前半の話はともかく、後半の話は、人がたくさんいる場では出なかった話なんじゃないかと思います。
来る人が少なくても、少ないからこその良さがある。
「その場がある事」に、参加者数だけでは測れない意味や価値がある。
「この場所があって、良かったよ」は、なかなか言葉では伝えてもらえません。
でも、子どもは動きで、たたずまいで教えてくれます。
教えてもらい、託された子どもの想いを、社会に伝えていくことも、私たちの大事な役割だと思っています。
とどきましたか?
(しんぞー)
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※この企画は 公益財団法人子ども未来支援財団「子どもサポート基金」 による助成を受けて実施しています。
みなさんがお住まいの地域にも、子どもが来たくなる場を作る活動をされている皆さんがいるかもしれません。ぜひお近くのプレーパークに足を運んでみてください。
仙台市プレーパーク一覧
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