9月14日(土)に開催した七郷中央公園プレーパークは、ときどき小雨が降るなかのスタートとなりました。シートで屋根を張って子どもたちを待っていると、竹をつかった工作にハマっている常連の子たちがやってきました。上の写真に写っているブランコは、そんな子どもたちが生まれて初めてつくったロープ遊具です。
常連の子どもたちははじめ、これまで通り竹をつかった工作に夢中になっていました。この子がつくっているのは弓ぎり式の火おこし器。「今日の夕方家族にキャンプに行くので使いたい」ということでした。
そんななかプレーリーダーが遊具をつくろうとロープを準備したところ、工作をしていた子どもたちが「手伝いたい!」と寄ってきたのでした。竹を使って自由に工作するなかで高まった創作意欲が、遊具づくりにも向いたのかもしれません。
やがて完成したブランコで遊ぶうちに、子どもたちは今度は自分で考えた遊具をつくりたいという思いに至ったようでした。
とりあえず木にロープをかけて、乗ってみている常連の子。枝のちょっとした出っ張りにロープを引っかけているのですが、やがてずれ落ちて木にぶつかりそう…。なので、このあとプレーリーダーが声をかけました。
もっとよい枝をみつけてそこにロープをかけたあと、ブランコをつくろうと常連の子は座面になりそうな竹をさがし始めました。
こうして完成したのが、はじめにお見せした遊具です。よほどうれしかったのか、常連の子は歓声をあげながら乗っていました。ところが、このあと座面にしていた竹にヒビが入って乗れなくなってしまいます。
これを受けて丈夫な座面をつくろうと、新たな竹を吟味した子どもたち。プレーリーダーから受けた「節が両端になるように切ると上部になるよ」というアドバイスも参考にしながら、竹を切っていました。
竹でつくりたいものをつくる楽しさ、ロープ遊具に乗る楽しさ、そんな遊具を自分でつくる楽しさ。いろんな楽しさが原動力になって、多少の失敗はものともせずに挑戦し続ける子どもの姿に、なんだか感動してしまった一日になりました。
(めん)