再開一周年記念イベント報告記事も、これで最後です。
最後はイベントそのものの話ではなく、イベントをやってみて…の話です。
大きなケガもなく、1周年イベントは無事終了。
クタクタだったので翌日の8日(月)に延期した大きな水の滑り台の解体は30分で終了。
今回のイベントでは、「再開してからの1年間」だけでなく、
「再開するまでの7年間」も感じました。
「水の滑り台」でも、「きらきらビー玉」「ドラム缶風呂」でも、
「子どもが勝手に遊んでいる」という状況がありました。
その中心に居たのは、プレーカーを走らせて展開している「移動型あそび場」で
頻繁に顔を見ている子どもたちです。
自由に、遠慮なく遊んでいる彼ら/彼女らの姿が、一緒に遊んでいる
他の子どもの表情を変えていきます。
それが「大人もいる空間」で展開されていたのは、
再開後の1年間繰り返し冒険広場に遊びに来られている大人の皆さんの
温かいまなざしがあってのことです。
移動型のあそび場と冒険広場、どちらかだけでは「不十分」と感じていた
「子どもがのびのび自由に遊ぶ」
「大人に遊びの世界の豊かさを伝える」
が、この空間では同時にできているのではないか…と思いました。
「これまで」と「これから」が繋がったように感じました。
最後になりますが、再開からの1年、
震災前から支えてくださっているみなさん、震災後に出会ったみなさん、
たくさんの方のお力を借りてやってくる事が出来ました。
本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
<後日談>
このイベントに来ていた方が写真をSNSに投稿されていたらしく、
翌週末に「SNSで見て…」とウォータースライダーをやりに来た子がいました。
イベントがイベントで終わらない、日常をもっと楽しくするにつながっている。
今回は「イベントの報告」でしたが、僕が大事にしたいのは「日常」です。
子どもが遊ぶのは当たり前のことですから。
その「日常」も、「冒険広場の日常」の話ではなく、その子それぞれの日常をもっと遊べるようにしたいです。
家の近くの公園で、裏山で、川で、空き地で、路地で、田んぼで、畑で…。
そんな社会にしていけるように、あれこれやろうと考えています。
その挑戦を、大人が楽しみながらやっていけたら最高です。
<余談>
その「あれこれ」にイベントも含まれると思います。
今回のイベントを大きく告知したおかげで「移動型あそび場」と「冒険広場」の
両方があることの意味がはっきり感じられた、とも思っているので。
告知のブログ記事では「イベントやりたくないんです」とか書いてましたが…
毛嫌いしないでやってみるもんだ。
次は「みんなでイベントを作る」に挑戦したいですねー(大風呂敷)。
(しんぞー)