震災が発生してから継続してきた生物調査。海岸公園冒険広場再開後も続けていきます。
今回は再開後はじめての調査。園内とその周辺の井土地区・藤塚地区を専門家とともに歩き、どんな生物がいるか調べました。
(写真:ムラサキシジミ 撮影:紺野 広昭 氏)
今回の調査では、貞山堀沿いの残存林でたくさんのミサゴを確認することができました。
幼鳥を狙うオオタカがこの地域から姿を消し、子育てしやすくなったことがどうやら背景にあるようです。
それを裏付けるように、ミサゴたちは上空から見えやすい=オオタカに幼鳥が狙われやすい場所に営巣していました。
写真のミサゴが持っている魚はバツで、このあと巣に持ち帰り幼鳥に分け与えていました。
藤塚では、ハヤブサにも出会いました。
これまでどおり、藤塚地区の干潟も調査してきました。
鳥たちの餌となる、さまざまなカニを確認することができました。
写真はヤマトオサガニ。
アシハラガニ。他にもチゴガニやアリアケモドキなど、いろいろな種類のカニと出会うことができました。
このようなカニたちが、干潟に集まるサギやシギ・チドリ類の命を支えています。(めん)
※この海岸公園冒険広場および周辺での生き物調査は、「住友商事 東日本再生フォローアップ・プログラム2018」の助成を受けて実施しています。