土曜日に、冒険広場すぐ隣の、稲刈り後の田んぼにお邪魔してきました!
これは、かつてイナゴとりの時にみな持っていったという、イナゴを入れる袋を模して作ったもの。
袋に竹の筒をつけておき、そこから入れるのですが、入ってしまうと出ては来られません。
かつては、手拭いをぬったりした布袋をつけていたそうです。
行ってみると、「かつてはこうだったんだよ」と聞いたように、
「田んぼを囲むように散らばって、だんだん中央に向かって歩いていくと、追い込まれたイナゴが顔にあたるほどピョンピョンと跳ねてきた…」という感じではなく、
たくさん歩き回って「あ、ここにいた!」という感じでしたが、10人位で20~30匹捕まえてきました。
(稲刈り前の隣の田んぼの横を歩くと、イナゴの跳ねる音が聞こえたりしました。そっちに逃げ込んでいた子もいたかもしれませんねー。)
田んぼでは、イナゴよりもアマガエルの方が多く、イナゴを入れる袋がカエルで満載になる子も!
そうそう、カニ(クロベンケイガニ)までいました。
田んぼの周りの草むらも含め見てみると、イナゴの他にも、トノサマバッタ、オンブバッタ、ショウリョウバッタ、クルマバッタ、などのバッタ類、クサキリ、テントウムシ、コオロギ、…たくさんの生き物たちに出会えました。
そうそう、捕まえたイナゴは、その後冒険あそび場のたき火で、無事(?)佃煮に生まれ変わりました!
冒険広場のある六郷東部地域は、津波で大きな被害は受けましたが、仙台の街から見るとまだまだ自然豊かな地域です。
そして、「子どもの遊び」と「地域の環境」そして「暮らし」がつながっていた頃の記憶をいきいきと持っている方がたくさんいらっしゃいます。そんな地域の豊かさも、伝えていければなと思います。
今回は、田んぼに入ることに了解いただいた井土生産組合さん、本当にありがとうございました!
(ねもと)
※この事業は、「住友商事 東日本再生フォローアップ・プログラム2018」の助成を受けて実施しています。