どういうタイトルだ…と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、マジなので。
5月18日の「キッズファームの 土で遊ぼう!」からの一コマ。
なんだか素敵なサイズ感で並んでおりますが、左側の方がキッズファームのお隣の田んぼでお米を作られている方。横にいるのは孫ちゃんではありません。
この日は作業に来られていたのですが、私たちが生き物さがしをしているのを見て声をかけてくださいました。
作業をするのに田んぼの水を少し抜くのだそうですが、この塩ビパイプを外すと中に隠れていたザリガニが水圧で押し出されてくるんですって。
「外すから、アミを構えときなさいよ。」
と、申されましても。こう?ですか?え?ここ?いいの?これで?もう?外すんですか?
ガポッと外れて
勢いよく噴き出した水が濁ってくると…
わー!ほんとに出た!
思った以上に飛び出す!
また出たー!
でも、捕れてるのかわからん!
慌ててスコップも参戦。
わー、どーなってんだー!?
はい、終了―。
ギュッ。
水が出ていたのは時間にして15秒ほど。
なんとも濃密な15秒…!
ザリガニもちゃんと捕れていました。
でも、ザリガニが捕れたことより、子どもが遊んでいることを知って、お仕事の隙間に、ご自分の分野でちょっと子どもの遊びを助けてくれた、ということがすごくうれしかったのです。
それも、サービスで特別なことをするというのではなくて、「作業の中でどちらにせよやる事」のまわりで、子どもがちょっとわちゃわちゃする「隙間」を作ってくれた感じがまた、恐縮しないで済む感じですっごく良くて。
「暮らす」と「遊ぶ」が一緒にあった。
その瞬間がうれしかったのでした。
世の中がもう少しそんな感じになれば、もっともっと子どもの生きる世界は面白くなると思います。
そんな世の中を、皆さんと一緒に作っていきたいのです。
(しんぞー)
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※この企画は 公益財団法人子ども未来支援財団「子どもサポート基金」 による助成を受けて実施しています。
「そんな世の中、一緒に作りたい!」という方は、ホームページ内の「お問い合わせフォーム」からご相談ください。