11/30(土) 若林マルシェではいつものスープとは違う香ばしい香りが漂っていました。
こののれんと焼き姿、たこやき屋さんです!
閖上たこやきは名取市閖上では定番の味でした。3個串に刺さっている、甘味と程よい酸味と辛みが特徴の秘伝ソース、冷めても美味しいもっちりふわふわな生地が特徴のたこやきです!
震災前この名物たこやき店を約50年もやっていた橋浦きよさん(当時92歳)は、3.11東日本大震災の津波で犠牲になられ、幻の味になってしまいました。当時昼間は買い物がてらの主婦やお年寄り、夕方には学校帰りの学生で賑わっていたそうです。
「忘れちゃいけない味がある」
そこでこのたこやきと秘伝ソースを再現し、復興とともに震災前の閖上を忘れないようにお店を立ち上げたのが佐藤さんです。
普段佐藤さんは閖上の日和山で販売をしています。今回はご縁をいただき出店をしていただくことになりました。
ぐるぐるでは初のたこやき屋さんということもあって、常連さんも大喜び!一串買ってはサロンでお茶っこ。閖上で被災した常連さんは懐かしい味と当時の話で心も体もほっこりしたようでした。
のぼりと看板を見つけた小学生も自転車を止めて、「おいしい!」「おかわり、もう一本!」ぺロリと平らげていました。
おしゃべりサロンでは、東海林清聡さんのミニコンサート。フルートやオーボエ、篠笛の透き通る綺麗な音色に包まれました。お客様のリクエストのお答えしたり、皆で演奏に合わせて歌を歌ったりととてもアットホームで和やかな時間でした!
閖上たこやきの佐藤さんも東海林さんもまた近いうちにぐるぐるにぜひ来てほしいですね!皆さん楽しみにしていてくださいね!