お知らせ・報告

つながり・広がり

2022/07/09

プレーカー報告

7月9日、仙台市若林区の荒井七丁目公園でのあそび場を実施しました。

天気が良くない予報だったのですが、雨除けに張ったビニールシート屋根のおまじない(※プレーパーク界隈で効果を発揮する、「雨が降りそうだから」と屋根を張ると雨が降らない…というおまじない。ちなみに、雨が降り始めてから屋根を張ると、張り終わるころに雨が止む)が効いたのか、ギリギリ雨にも降られず過ごせました。

そして、この日の遊び場に来ていた小学校高学年の男の子と、低学年の男の子。普段は一緒に遊んでいる仲ではないのですが、実は二人とも七郷地区でのあそび場で幼児期を過ごしています。のびのびと遊ぶ様子を、たくさんの大人と子どもに見守られてきた二人です。

この二人、「楽しむ」ことに本当に素直。この日は水遊びに食いついて、あっという間に全身びしょぬれ。服が濡れるー…!なんて、二人にとって「楽しい」の前ではささいなことなのです。

楽しい、ただただ楽しい。それを全身で表していました。

そして、思いっきり楽しむ二人の様子は、周りで見ていた他の子たちにも伝播し、この日「初めまして」だった子どももみんなびしょびしょになって思い切り遊び、気持ちよくエネルギーを使って、満足して帰っていきました。

二人と、その周りにいた大人・子どもによって何年にもわたって積み重ねられてきたものが、新しく他の子たちにつながっていく場面を見たように感じました。「こんな世界もあるのか!」と、子どもたちが解放されて行くような感じ。プレーリーダーの働きなんてメじゃありません。

まあ、そのエネルギーを受け取る側にも素養が必要なのかもしれませんが、今回は全員反応しました。

(ちょっとだけアピールさせてもらえるなら、この瞬間のきっかけにはプレーリーダーの存在もあったんですよ…。まあ、本当にきっかけだけで、あとは燃え始めた火がどんどん大きくなるのを眺めているような気分でした。)

願わくは、これが子どもの世界だけにとどまらず、大人のあいだにも伝わっていきますように。子どもが自由に遊ぶ様子を見守る大人の輪が、どんどん広がっていきますように。

願うだけでなく、それを実現していくために活動していきます。

そして、その実現は私たちだけで成しえるものではないことも痛感しています。

子どもがのびのびと遊び育つ事が出来る社会のために、地域の皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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この活動は(公財)東日本大震災復興支援財団「子どもサポート基金」の助成を受けて冒険あそび場ネットが実施しました。

「自分の住む地域を、子どもがもっと自由に、のびのびと遊べる環境にしたい!」という方は、ホームページ内の「お問い合わせフォーム」からご相談ください。

(しんぞー)

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