お知らせ・報告

大きなバッタと小さな科学者

2022/08/22

プレーカー報告

8月22日(月)に開催した「久保田東あそび場」では、子どもたちの好奇心の豊かさを垣間見ることができました。

ザリガニを捕まえた女の子が「棒ある?」と聞くので、近くに生えていたセイタカアワダチソウの葉をむしって渡したところ、なにやら「実験」を始めました。

友だちから「ザリガニに棒を見せるとハサミでつかむ」という話を聞いて、それが本当かどうか実際に確かめようとしたのでした。

こんな小さな科学者たちの好奇心が爆発したのは、大きなバッタを捕まえたときでした。彼らがいままで見たことがあるバッタのなかで一番大きいものだということで、発見したとき大騒ぎになりました。

騒ぎがひと段落したら、さっそく観察開始です。写真は羽をひろげて、中がどうなっているか調べる子ども。

子どもたちのうち一人が「寄生虫がついているとき、おしりを水につけると出てくる」というので、虫かごに水を入れてさっそく実験が始まりました。幸か不幸か寄生虫は出ず、バッタは他の生き物たちとともに解放されたのでした。

子どもたちが生き物と触れ合える遊び環境は、このようなかたちで子どもたちの好奇心を刺激します。そこが子どもたちにとって自由な環境であればあるほど、その分だけ多様な「観察」や「実験」が繰り返されて、子どもたちの自然への理解は深まっていくのです。

(三浦めん)

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この活動は(公財)東日本大震災復興支援財団「子どもサポート基金」の助成を受けて冒険あそび場ネットが実施しました。

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