お知らせ・報告

イナゴを探そう!

2022/10/27

プレーカー報告

10月上旬、六郷東部地区で「イナゴとり」をしました!

8日は二木(ふたき)地区にある「しばさき農園」さんの稲刈りが終わった後の田んぼをお借りして。

11日は井土地区の井土浦川に近い田んぼの横で、「井土クリーン作戦」の後、井土生産組合さん、井土町内会さん、井土まちづくり推進委員会さんの協力をいただいて実施しました。

大人も子どもも夢中になってイナゴを捕まえました。

秋晴れの広いの下、田んぼのあいだの道を歩くだけでも気持ちが良いのです。

 

初めのうちは「どこにいるかわからない!」と言っていた子も、何匹か捕まえると「いた!またいた!」とどんどん捕まえるのが上手くなっていきます。目が「虫を探す目」になっていくのでしょう。跳ねたイナゴが揺らした草の動きに敏感に反応し、素早く手を伸ばします。

つぶさないように、でも逃げられないように、柔らかく握った手の中で、イナゴがはねるバチンバチンという音が聞こえます。

ただの虫獲りでは終わらないのがイナゴとり。食べるための下ごしらえも実践しました。ゆであがる臭いをかいで「くせえ!」という子もいます。確かにちょっと癖があるかも。

この前のめり具合が物語っています。

 

「ほんとは茹でてすぐでねくて、一度乾かした方が羽根も足もポロポロっと取れて身が崩れねくていいんだ」と、協力してくださった地域の方が教えてくれました(後日、私も自分の家でやってみましたが、確かに乾かしてからの方が作業しやすかったです)。

 

ゆでて、羽根・足をもいで下ごしらえ完了。その様子を見ていた男の子が「家に帰ったらお母さんに作ってもらおう!」と言っています。見守るお父さんは「どうかなぁ…」と苦笑い。

たくさん獲れた!と思いましたが、地域の方々は「昔はもっといた」「自転車に網をつけて畔を走ると網の中にどんどん飛び込んできていっぱいになった」なんていうお話をしてくれました。農業の変化もこのあたりに影響しているようです。

 

見て、聞いて、触って、嗅いで、味わって…。

イナゴとりは、掛け値なしの「五感を刺激するあそび」なのでした。

子どもの遊びと生活が繋がっていて。たくさん遊ぶことで大人に感謝される。

そもそも子どもが地域のそこかしこ、大人の営む暮らしのすぐ横で遊んでいることが当たり前。

もちろんいい事ばかりな時代でもなかったのでしょうが、良かったことは今でも引き継いでいきたいな、と思っています。

(しんぞー)

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この活動は(公財)東日本大震災復興支援財団「子どもサポート基金」の助成を受け、実施しています。

「自分の住む地域を、子どもがもっと自由に、のびのびと遊べる環境にしたい!」「住んでいる地域の遊べる環境を再発見したい!」という方は、ホームページ内の「お問い合わせフォーム」からご相談ください。

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