お知らせ・報告

てくてくプレーパーク

2022/12/09

のびすく若林プレーカー報告

冒険遊び場ネットでは、仙台市子育てふれあいプラザ若林「のびすく若林」と連携し、乳幼児親子を主な対象とする「てくてくプレーパーク」を、伊在二丁目公園で開催しています。

小さな吟遊詩人がどこまでもてくてく。足元は靴下。

0歳ちゃんも、お母さんと一緒にシートの上で過ごしています。

「子どもがまだ歩かない年齢だと、公園に行ってもずっと抱っこかおんぶ、ベビーカーでぐるっと回っておしまい、になってしまって。」
でも、シートを敷くだけで、ハイハイさんもゴロゴロちゃんも過ごせるように。
お母さんもゆっくりと過ごせるようになります。

おそとはおひさまの光、風、生き物の音、生活の音、におい、いろんな手触りがあふれています。屋内でこれだけの刺激を準備しようとしたらとても大変ですが、おそとならそれが全部、最初からあるのです。

なにより、おかあさん・お父さん、おじいちゃんおばあちゃんがゆっくりできる、気分転換できるというのが大きな魅力。0歳ちゃんを連れてきたお母さん、泣き出した赤ちゃんに「おうちの中ではサイレンみたいに大きく聞こえるのに、おそとだとずいぶんかわいい泣き声!」ですって。

環境が変われば気分も変わる。見え方も聞こえ方も変わる。

工作コーナーも有ります。

この子はハサミに興味津々。開いたり閉じたり、動きを確かめています。
工作コーナーだからって、工作をしなくても良いのです。

なにをかいているかはわかりませんが、すっごい集中してる。

読み聞かせの時間もあります。

絵本の読み聞かせも、おそとで聞くと一味違います。

じっと見入る子もいれば、遊びながら聞いたり離れたりという子も。それぞれのスタンスで。

おそとで遊ぶと、地域の方々にも出会います。

きっかけがあればこのとおり。

飛行機好きな男の子に、工作が得意なおじさんが手作りの飛行機を披露しています。
ゴムで打ち出された飛行機は驚くほど飛んで、男の子は大喜び。
このおじさんは、私たちが震災直後、この公園に建っていた仮設住宅の隣で遊び場を開いていたころから遊び場に顔を出してくれていました。
遊び場に来る人をつなぐのは、遊び場のスタッフの大事な仕事です。

そして、公園にはいろんな年齢の子が来て、いろんな遊びを繰り広げます。

小学生のお兄ちゃんが枝にジャンプして紅葉した葉を取るのを見た男の子が、真似してジャンプ!
届きません。
できないから、できる子を「すげー!」と思える。
できないからこそ、「できるように、大きくなりたい!」と思える。
まず、そこへ向かう「気持ち」が育つのです。

シートの上で遊ぶハイハイさんを見て「うちの子も小さかった」を思い出す、ボールを追いかけて走る男の子のお父さん。

裸足のまま公園の中をずんずん歩く女の子を見て「うちの子もいずれ」と思いをはせる、赤ちゃんを抱いたお母さん。

いろんな世代が集まって、みんなで子育て。そんな地域を作るため、ここから広げていくために、「てくてくプレーパーク」開催しています。

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