
日々水を足してツルツルな表面を作っていたのですが…。ちょっと残念。
しかし、子どもが乗って遊ぶには十分な厚さがあります。

まだまだ大丈夫。ぜんぜん平気。

こんな氷ができました。
「なんでこんな風になるの!?」
自然が作る模様の不思議。驚き。

それにしてもきれいに直線。これもまた不思議。

こうなるまではまあまあ遠慮がちに、慎重に乗っていたのですが…。
「もういいだろ!」とばかりに遊びも激しくなってきました。

デカければデカいほど、壊したくなる…。

「こんなのやっつけた!」という、自分の力を感じる瞬間。
もっと大きなエモノを!もっと細かく!
尽きない衝動。
思えば、現代は子どもの身の周りに「壊してよいもの」が少なすぎる気がします。
大事に、壊さず、きれいに。
今日はいいよ。
やっちゃえやっちゃえ。
でも、足の上に落とさないように気を付けて。
分厚い氷は超重い。

これをどうするかというと…。

かつて、田んぼを凍らせてスケートをするときには、このような竹で作ったスケートも使ったそうです。
他にも、下駄の歯を外してかすがいをうったスケートの話も出ていました。
無ければ作る。
ある物で何とかする。
考える楽しさ、作る楽しさ。

なんというか、互いに全力を出して戦った後、のようなすがすがしさを感じる写真。
「なかなかやるな」「おまえもな」
そんな感じ。
この井土地区での氷遊び、始めるときには地元の方に「もうできないかもよ…」と言われていました。が。今年は、氷を張るために地元の方が給水車を出してくださいました。さらには「来年もやるなら重機で整備してみる?」と、楽しみにしていただいていることが感じられるお声がけも。
かつて、この自然豊かな地域で、縦横無尽に遊んできた皆さんの「遊び心」が再び燃えているように感じます。大人になった心に、子ども時代の心が帰って来たみたい。
回を重ね、この地域にゆかりある皆さんの交流の機会にもなり、都市部にお住まいの方々には、「ちょっとの工夫で遊べる環境」が、身近なところにも探せばまだまだあるということを伝える場にもなっています。
この記事を読んで、自分の心の中にも子どもが帰って来たような気がした皆さん、まずは小さくともやってみましょう。でも、どこで、どうやったらいいんだ?という時には、私たちにご連絡ください。「できそうな場所探し」から、一緒に始めましょう。
氷で遊べば「寒さ」も楽しみになる。次の冬が楽しみだ!
(しんぞー)
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この活動は(公財)東日本大震災復興支援財団「子どもサポート基金」の助成を受け、実施しています。
また、公益社団法人ハタチ基金の助成を受けて遊びを豊かにするための環境整備を行っています。
みなさんの遊び心が、子どもが豊かに遊べる地域を作ります。「自分の住む地域を、子どもがもっと自由に、のびのびと遊べる環境にしたい!」「地域の大人と子どもが出会える場所を作りたい!」という方は、ホームページ内の「お問い合わせフォーム」からご相談ください。